Smart Life

日々いろんなことが変化する世の中で、スマートに(賢く)生きていく方法について考える

ライザップは、なぜ成長を続けられるのか?

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企業買収による嵩上げ効果がすごい

ライザップの2018年の売上見込は約1500億円ですが、一般に認知されているRIZAPのボディメイク(ダイエット)など美容・健康分野の売上は、その約半分程度を占めているにすぎません。

残りの半分は、M&A(企業買収)を軸に事業拡大を行った結果です。

ライザップは、上場企業を含めて凄まじいスピードで多くの企業を買収し、それだけでなく企業再生・価値改善を実現しています。

 

 

企業をリフォームして企業価値を向上させる

これまでにライザップが買収してきた企業の一覧が以下となります。

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これらのM&Aにおいては、業績悪化によって資産価値以下にしか評価されていない「割安企業」が多く、ライザップによる買収と同時に「負ののれん」が発生し、短期的に数億円〜数十億円もの特別利益が発生するというケースが多く見られます。

例えれば、立地が良いにも拘わらず築古のため家賃が下がったアパートを、ライザップがデザイナーズマンションにリフォームして家賃が高騰するようなイメージではないでしょうか?

 

また長期的な視点から考えると、「負ののれん」のような一時益だけではなく、収益体質が改善できるかが鍵となりますが、ライザップは多くの買収先の企業において営業利益の改善にも成功している点も注目すべきポイントでしょう。


上場8社の営業利益改善状況
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さらに、業績回復(もしくは業績回復への期待)による株価上昇効果が凄まじく、ライザップの資本参加によって既存株主は大きな利益を得ることになり、それがライザップグループそのものの企業を価値を高めるという相乗効果が生まれていることも見逃せません。


時価総額が1200億円も増加!?
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中期経営計画 COMMIT2020

ライザップはこの成長路線を継続し、2021年3月期に売上3000億円、営業利益350億円を目指す中期経営計画「COMMITT2020」を掲げています。

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このようなM&Aをテコにした拡大手法は、ソフトバンクやライブドアなどの例がありますが、ライザップもそのような路線を辿っていくことになるのでしょうか?

インターネット企業や情報通信会社を中心に買収・拡大路線を進めたソフトバンクやライブドア型とは少し異なり、ライザップはアパレル・食品・健康という地味(堅実)な分野で成長を図ろうとしているため、新しいモデルとなりそうです。

 

また、現状ライザップは札幌証券取引所に上場しているだけで、東京証券取引所には上場していないため、東証への市場変更があれば、それも大きなインパクトを与えることになりそうです。

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